話しのスペシャリスト~炎の講演家 ”鴨頭嘉人”さん

今日もまた、私の尊敬するユーチューバーを紹介します。

人生全般について、全国を回っている講演家で、鴨頭嘉人さんという方がいます。今となってはなぜ私がこの人の動画を見始めたのか、きっかけを全く思い出せずにいるのですが、最初に見て感じたことは、この人いったい何者?と興味を強く持ったのを覚えています。

確か最初はおススメ動画として出てきたと思うのですが、チラ見しては、うさんくさい人だなぁ…と思ってました。彼本人もよく言われるそうで、なんか変な宗教やっているんじゃないかと思うくらいです。

ですが、彼の動画はどれも素晴らしいものでした。簡単に言おうとすると、生きる上で必要な考え方、成長、学びについて教えて下さる方だと思っています。

鴨頭さんの経歴

どんな風貌の方かと言うと、50歳過ぎのスキンヘッドの、声の大きい話し上手な方です(笑)。

彼は元々マクドナルドの社員でした。高校を卒業してマクドナルドに入社し、販売店員から店長へ、そして出世街道を進み、本社の人事部長まで上り詰めたエリートだった方です。

それだけでまとめてしまうと、ただのイージーゲームで得た成功体験になってしまうのですが、そこまでに至るまでの苦労話を色々聞くと、今の彼はその数多くの経験が支えているんだなと感じます。

印象的だったエピソードは、彼の挫折した経験談でした。ある店舗の店長を初めて任された時、張り切って従業員を育てようと意気込んでいたそうです。ところが、自分の教育方針を押し付けるやり方で失敗してしまい、従業員から無視される日々を送ることになり、最終的には自らがうつ病になって店舗に出社できなくなってしまったことがあるそうです。

そこで得た教訓は、他人を変えようとしていたのが間違いだった、ということだったんですね。それは原理原則に反している、と。本当にすべきだったことは、他人ではなく自分自身を変えることだったと思ったそうです。

次の店舗では、その経験を踏まえ、自らの人材教育方針を180度方向転換し、まず人を承認することをしようと決めたそうです。そのおかげで、従業員自らがお客様のことを考えて皆主体的に動くようになり、最終的にそこが最優秀店舗にまでなったそうです。

それからは、異動で赴任した店舗で次々と売り上げアップに貢献し、本社に抜擢され、人事部長にまで上り詰めます。傍目から見れば栄転ですが、彼の中では、お客様の笑顔の為に働くという、やりがいを感じられた店舗での働き方と、ドライな空間で利益第一主義で働く本社の働き方とのギャップに苦しみます。

会議でも全員から自らの案を否定され、強い疎外感を感じることもあり、人目をはばからず涙を流しながら本社の外を歩いていたこともあるそうです。

そんな中でも、彼なりのやり方を貫き、部下との関係を良くしていったエピソードからは、ものすごいバイタリティを感じます。

そんな有能な彼は、マクドナルドを大好きなまま、突然辞める決意をします。”俺は人気者になる”と言って、去っていったそうです。

そこから数年かけて、有名な講演家になっていくのですが、そこまで這い上がるまでの経験も苦いものばかりで、人よりも多くの辛い経験、場数を踏んでいて、とても厚みのある人だと感じます。

鴨頭さんの魅力

こういう人を見ていると、つくづく、人は学歴じゃないなぁと思い知らされます。と同時に、そう思ってしまう自分は、変に学歴に対する偏見というか、何かしらのコンプレックスを持っているのかもしれません(笑)。

彼もそうですが、このように出世できる人は、高い確率で大量の本を読んでいる場合が多いんですね。そのおかげでその人の中に様々な考え方・物の見方があり、バックボーンとなっている。また彼は講演家という職業もあり、大量のインプットをした後、しっかりとアウトプットができる最高の環境をつくれているわけです。本を読むことで終わらず、アウトプットすることでその内容の自分自身への定着率が高まる効果が強そうですね。

そして彼は、演説しながら、聴衆の感情を揺さぶるんですよね。たまに感極まって、彼本人が泣きながらしゃべっている時もあります。思うにそれができる人は、内に秘めた物事に対する情熱がいつもある状態なんだろうなと思います。

加えて、彼は高い講演料・授業料をもらって講演をしているのですが、その内容をすべて撮影OK, 拡散OKと公言しているのが凄いと思います。ご本人の目的は、お金儲けも大事だとおっしゃっていますが、それよりも自分の講演を通じて多くの人たちに影響を与えることなんですね。ユーチューブを通して拡散してもらえれば、そのNの数を膨大に増やすことができる、と。

という感じで、彼から1円ももらってないにも関わらず、彼の魅力を沢山書いてみました(笑)。でも、個人的にいいと思ったことを共有したいという理念が(実は)あるので、微力ながらも彼の影響力拡散に一役買いたいなと思った今日この頃でした。

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